《主な記事》
田んぼスケート 風の子スイスイ
那須塩原・横林小

【那須塩原】横林小学校(松本仁一校長、児童数54人)の子どもたちが寒風に負けず、氷が張った田んぼでアイススケートを楽しんでいる。
田んぼは児童の保護者の所有地で、同校の北側にある。面積は約30×15メートル。同校では長年、冬になるとこの田んぼにスケートリンクを作り、体育の授業で全校児童を滑らせている。
リンク作りにはPTA保健体育部が全面協力。冬休み期間中、脇を流れる用水路の水をポンプでくみ上げてホースでまき、凍らせている。スケート靴は8年ほど前に閉鎖された地元のスケートセンターから譲り受けたものを使っている。
今シーズンは冬休み明けに滑走可能になった。「例年になくいいコンディション」と松本校長(55)。夕方には校長や教頭が自ら水をまき、翌日の授業に向けて整備しているという。
スケート靴を履いてリンクに飛び出した子どもたちは歓声をあげて大はしゃぎ。吹きすさぶ寒風にも負けず、友達の手をつないだり体につかまったりして滑り、得意満面だ。
週末にも父親と滑りに来ているという2年生の坂本琴音さんは「ほかの学校では普通、スケートはできないのでうれしい」とにっこり。松本校長は「来年度から小規模特認校になるので、こうした特色をアピールして児童を集めたい」と話していた。
真岡鉄道沿線ガイド第3号
高校生のアングルで

【真岡】市の情報発信サイト真岡情報館は、真岡高校写真部と共同で制作した季刊誌ふらっと街あるき第3号「真岡鉄道沿線ガイド」を発刊した。
同館は、真岡線を通学で利用する高校生からの目線による撮影を同校写真部に依頼。下館駅から茂木駅までの沿線の、昔ながらの店や観光スポットを撮影してもらった。
協力者は部長の桧山友貴さん、枝川拓也さん、梅野隆一さん、大堀浩輝さん。昨年の夏休みから撮影をスタート。沿線の観光スポットやレストラン、雑貨屋などを自転車で回り、約4か月かけて取材した。
桧山部長は「色々と新しい発見があり、自分たちしか知らないだろうというアングルで撮影しました」と自信を見せている。
A5判、カラー15ページ、2000部発行。無料。配布場所は市役所、真岡鉄道の主要な駅。電話0285・81・5544。
春香る古民家ギャラリー 栃木
古布ちりめん 創作おひな様

【栃木】築80年の古民家を改装したギャラリー「貴燕」=吹上町201の2=が、2月19日まで「古布縮緬使いのおひなさま展」を開催している。
小山市在住の創作人形作家・青木晶子さん(61)と押絵作家・志保さん(34)親子が2008年4月にオープンしたギャラリー。1か月に1度、10日間ほど展示会を開くほか、青木さん親子が古布を使った創作人形制作、縮緬細工などの教室の場として技術を伝えている。
晶子さんは「長い時代を生きた空間で、古い着物のしっとりとした、時間を経た良さに触れてもらえる場を作りたかった」と振り返る。
今回初めて、創作人形教室と縮緬細工教室の生徒の作品展として、生徒が作ったお雛様、つるし飾りを約50点展示。そのほか、青木さん親子や他県の作家の作品約50点が並べられている。
晶子さんは「古布縮緬の華やかさ、雛飾りの愛らしさで一足早い春を感じてほしい。作品を見た人が少しでも元気になって、楽しんでもらえれば」と来場を呼びかけている。
きょう10日、16日は休み。教室の生徒は随時募集中。ギャラリー貴燕電話0282・31・3188。
古今雛やガラス雛も
おひな様めぐり 鹿沼市街71か所で

【鹿沼】公共施設や商店、民家に飾った雛人形を鑑賞しながら街中を散策する「第3回おひな様めぐり」が2月12日から3月4日まで、まちの駅新・鹿沼宿(仲町)、屋台のまち中央公園(銀座)と周辺の中心市街地で開かれる。
展示場所は71か所。今回新たに、江戸時代の古今雛、35センチの大型雛、ガラス雛なども加わり、見どころ十分。3月2日から4日は、博物館クラスの貴重な雛人形をそろえるという下田町の元高校校長・豊田敏盟さんが自宅に次郎左衛門雛などを展示し、随時、江戸期の時代雛の歴史と魅力を解説する(午前10時〜午後4時)。
初日は午前10時〜午後3時、同駅、まちなか交流プラザ(下横町)で、約55店がクラフト、手作り雑貨などを販売する「第7回かぬま楽市」。午前11時、おりーぶてんてん(東末広町)、澤屋(末広町)で、甘酒無料配布(各所先着100杯)。元焼きそば店ふじや(銀座)で、一日限りの焼きそば販売(200円、限定200食)。
展示場所の地図は市役所や各会場で配布する。月曜を除き毎日行う「まち歩き会」は、和服を着たガイドが各展示場所を案内する(前日までに申し込み)。
市観光物産協会は「今年はつるし雛が充実している。おいで頂くことを楽しみに待っております」と話している。同協会電話0289・60・6070(月曜休み)。
復興支援の写真展
シギー吉田さん被災地で撮影 佐野で18日から

【佐野】東日本大震災復興支援写真展「向日葵の唄が聞こえるかい―希望よ、未来へ」が2月18日から、高砂町のまちなか活性化ビル未来館2階、佐野市民ギャラリーで開かれる。
撮影者は佐野高校出身のカメラマン、シギー吉田さん(47)。吉田さんは高校時代にラグビー部で活躍したが、日本代表合宿で頸椎を損傷。5年間のリハビリで歩行できるまで回復し、米国オレゴン大学に留学した。在学中に写真の技術を学び「松葉杖のカメラマン」としてミュージシャンの撮影や紛争地域での取材など精力的に活動している。
東日本大震災の被災地で撮影を始めたのは昨年の初夏。「がれきは運べないけれど、写真を撮るボランティアなら」と宮城県南三陸町や石巻市、岩手県大槌町などで継続して撮影してきた。
南三陸町で写した花壇に咲く数輪のヒマワリにちなみ、展示会名には「向日葵」と付けた。このヒマワリは、1995年の阪神・淡路大震災で亡くなった少女の自宅跡に咲いたヒマワリの種から咲いたもの。種は2008年から全国に配布されており、昨年は東北地方を中心に12万粒が配られた。
吉田さんはこの経緯を知らず、「家族のように肩を並べて咲いていたので撮った」。写真をインターネットのSNSに投稿したところ反響を呼び、写真展を催すことになったという。
昨年末までに撮影した写真は3000点以上。同展ではこのうち50点を紹介する。吉田さんは「希望を感じさせ、被災地のことを考えるきっかけになる写真を選んだ。ヒマワリの唄を心で感じてほしい」と来場を呼びかけている。
会場で販売するポストカードの売り上げは南三陸町、写真の売り上げは自主避難所を運営する石巻明友館に寄付される。
2月24日まで。入場無料。19日午後1時から岡部正英市長、佐野高時代の恩師らを招いたパネルトーク。市文化振興課電話0283・61・1164。